絶対音感あると、世界がどんな風に見えるの?というお話。

今さらですが、私は絶対音感があります。
変わり者な上に絶対音感があり、周りから不思議極まりない存在と言われます(笑)

というわけで、この謎すぎる能力「絶対音感」について書きたいと思います。

ちなみに、私の絶対音感の程度は、巷の一通りの音楽を正確に採譜できるレベルです。
つまり極めてスタンダードな絶対音感です。

※ちなみに簡単に絶対音感の有無を測れるテストがあります。
それは、目の前で「ドレミファソラシド」と言ってもらい、その音階が全てズレてなかったら、絶対音感がある!というものです。これは結構分かりやすく測れるテストです。

絶対音感があるとどんな風に世界が見えるの?

全部の音が音符で聞こえます、これは本当です☆

まず、音階を持っている楽器や歌声の音に関しては、これは最初から私の耳には「ソ」とか「ファ」とかの音符で入ってきます。
だからそれをそのまま採譜すれば楽譜の完成です。

よくある質問で「カラオケ上手いんでしょ?」というのがありますが、残念ながら、音は外しませんが、人が感動するレベルの歌声ではありません(笑)

物音に関しては、耳をすませば音符で聞こえます。電車のドアが開く音、カラスがなく声、モノが落ちる音…全部音階で聞き取ることは可能です!

そして、人の歌声の音階を正確に聞き取ってしまうばかりに、音を外しているのも、すぐにわかってしまいます。
ライブハウスとかで、アーティストさん達の前で「この子絶対音感持ってるらしいよ!」と紹介されると、アーティストの方が露骨にビビったりしています(笑)
多分私の耳は、弦楽器の調律用のマシン代わりに使えると思います、というか昔よくバイオリンとかを弾く友達の音程確認に使われてました☆

意外とプロ歌手の人がTVとかで生歌を歌っている時も、頻繁に音を外しているのが分かります。。
(意図的にしゃくりとかで外しているのは別として)
半音未満レベルのズレですら分かってしまうのが絶対音感だと思います。

耳コピってどうやってやるの?

これについては、別記事で実際に作った曲も紹介した上で詳しく書けたら嬉しいです。
旋律からドラムの音まで、どうやって耳コピするのか、そしてどんな曲の難易度が低いのかなど、100曲以上耳コピをしてきた身として色々お伝えできればと思います(*^_^*)

ちなみに、ここにも1曲私がゼロから採譜して耳コピで作った曲を貼りますね、
トランスミュージックですが、エリア88の「The Anthem 2003」です!!

これは一応、私が真っ白な五線譜にPCで音符をカチカチ打ち込んで耳コピで作っています^^
こういう曲は、大体1日~2日くらいで作れます!

なんで絶対音感がついたのか?

私の周りで、絶対音感を持っている人は、みんな音楽家一家とかの英才教育で付いたと言ってましたが、私の場合は、特に音楽の英才教育はうけてませんでした。
ちなみに、うちの家系で絶対音感を持っているのは私だけです。

強いて言えば、私は3歳から習い事のレベルでピアノを習っていました。
とはいえ、週1回のたしなみ程度のレッスンでした。
ただ一つだけ言うと、私は絶対音感持ちなので、耳が人より良く働くんだと思いますが、一方で、私の弟は鼻が人より良く働きます、匂いに超絶敏感です。
弟は、小さい頃は、独特のにおいの場所(博物館とか)で具合が悪くなって倒れる位でした。

ちなみに、これを話すと驚かれますが、絶対音感って霊感に似てると思います。
というのも、私は小さい頃、みんなも当たり前のように音が全て音符で聞こえるんだと思っていました。
だけど、ある日、私がおもむろに学校のピアノで当時流行っていた曲を演奏し始めたら、みんながビックリして「どうしてできるの!?すごい!!」と言いました。
その時に私は「あれ?私しか耳で音符が聞こえていないんだ…」と気づいた感じです。

絶対音感があってよかったこと&つらいこと

まず、絶対音感はお金には直結しません(笑)
音楽家になるなら持っていると音楽界隈では羨ましがられますが、実際、普通の社会人として過ごすなら、正直、あってもなくても変わりない能力です。

ただ、唯一、良かったことと言えば、言語を覚えるのが異様に早いです!
耳からの情報量が人より多いんだと思います、歌とかを覚える要領で、外国語を本当に簡単に覚えられます!!
ですので、英語だけじゃなく、インドネシア語とロシア語もそこそこ出来ます!
あと、私が知らない言語でも、仲が良い子だったら、大体何を話してるか、想像が付いたりすることもあります!

辛い事と言えば、私は元々アレルギー性鼻炎持ちで喉と鼻が生まれつき弱いのですが、風邪を引いたりして耳鼻部分がやられると、それで耳が麻痺?して世界の音が半音下がって聞こえます。
その時とかは「私の知ってる音じゃない!」とショックで、本当につらいです。。。

ゲーム音楽を作った&HPを運営していた

一応、この能力を活かし、大学の頃は、知り合いの社会人の方が企画したコミケに出すための音ゲーの音楽担当をやっていました☆

あとは、高校の頃は、文化祭の演劇の音楽部分の耳コピでの楽譜作成を担当していました!
具体的には、元演劇のビデオ(この場合は宝塚のエリザベート)を観て、音を全て楽譜に落とし込み、更に、当時の吹奏楽部の楽器の構成と人数に合わせて採譜をしていました。
また、同じく文化祭で、別のオリジナル演劇の音楽も担当していて、そっちは、元になる音楽と、歌い手の音階に合わせて、短調長調を変えたり、高さを変えたり、長さを調節したりして、ミュージカル内に収まる曲として仕上げていました!!

今思えば自分、色々やっていたなぁ…と思いました☆
この話はもっと詳しくどこかで書けたら嬉しいです。

ちなみに、私は約20年前のインターネット先駆けの時代に、女子高生にして、耳コピのDTM打ち込みでの作曲で作ったMidi音楽のHPを持っていました!!
今も残っています、HPは↓です☆JASRACの著作権法の影響で曲数は大幅に減らし、しばらく新規の作曲もしていませんでした。

*Blue Ocean*My Music Homepage

ここは当時はかなり盛況で、荒らしもでるわ、オフ会も開催するわ、HPの掲示板内でカップルが出来たり、レイヤー仲間がMidiサイトの管理人が私と知らずにMidi音楽を無断転載するわ、そして最後は私のHPより後からいきなり設立・制定されたJASRACの著作権法により、急に著作権料を請求されるわ…で、色んな事がありました(笑)

その思い出も別の記事で書けたら嬉しいです!当時はDTM界隈で結構目立っていたサイトだったから、知っている人とかいたら嬉しいなぁ。
当時私はまだ16歳とかで、Midiサイトを作ってたと思うと、今思えばかなり凄いなぁ…と思いました(笑)女子高生ってバレたくなくて、性別不詳系キャラで通してました(笑)
当時流行っていたWeb Ringを主宰したりとか、メルマガ発行したりとか(300人くらい購読していた)、色んな事をやっていましたね!!懐かしい、懐かしい。

このことも、いつかブログで書けたら嬉しいです(*^_^*)