今回はブルガリアです!ルーマニアでローラと別れ、夜行列車に乗り、ブルガリアのソフィアに着きました。
ルーマニアの話は↓です、
バックパッカー旅行記2007 ルーマニア(シナイア・ブラショフ) ~国営TV局で働くローラと、20歳で”Pay it Forward”を知った日②~
ここまで来たら、かなり自分自身図太く(笑)なっていました。
ロシアからスタートし、もうかれこれ東欧10か国以上を電車とバスで乗り継ぎました。
今思えば、自分、ネットの情報も満足にない2007年に、20歳なのに、凄い頑張ったなぁ…って思いました。
ちなみに、今回の旅行の旅程は行く前にキッチリバスの時間も含めて立てていました。
ですが、東欧の中で、行きたかったけど旅程に組むのが難しく、行けなかった国がありました。
それは、ベラルーシでした。ロシア以外の東欧の国で唯一、ベラルーシだけは、事前にビザ申請が必要だったからです(2007年当時)。
事前にビザ申請が必要な場合は、滞在日を明示の上で、日本にいる間に大使館に行ってビザ申請をしなければいけません。
私は、ロシアと、最後に行った国であるウズベキスタンに関しては、事前に日本でビザ申請をしていたのですが、ベラルーシに関しては、そこまでしてタイトなスケジュールで出向くのも無理な気がし、今回の旅では行けませんでした。。。
行きたかったです、首都ミンスク。。。。というわけで、今回のサムネイルはヘタリアのベラルーシちゃんです☆

あらゆる手でボってくる路面電車
というわけで、図太くなっても、まだまだ、色んな事が起こりました。。。
特にブルガリアは、東欧の中でもバックパッカーや旅人が比較的多めの場所(あくまでも東欧の中で)なのもあり、ソフィア鉄道駅からメインストリートを走る路面電車には、バックパッカーや観光客をターゲットにした、言いがかりに近いぼったくりが横行していました。。。

私が泊まったホステルで、ぼったくりについての情報交換が行われていたのですが、ある人は、大きなバックパックを背負って乗ったら「バックパックの分も切符を買うべきなのに買っていない!お前は罰金だ」と言われて罰金を取られたと言っていました。
私も悲しい事に、その路面電車でぼったくりに遭いました。。。。
私の場合は、乗務員のおじさんに「切符の穴をあける場所が逆だ!」と言われ、罰金を要求されました。
そもそも、切符って言っても、日本の地方のバスの整理券のような薄い紙っぺら一枚の上、切符も、セルフですごくボロい半分サビた切符切りに入れて「ガチャン」と穴をあけるだけの感じでした。。。
なので、正直、言いがかりを付けられているのは明白だと思い、私はハッキリと
「私は必要な料金を払っているので、払いません!」
と言い張りました。
それでも文句をつけてくるので、私は強引に近くの駅で降りました。
そしたら、驚いたことに、その乗務員のおじさんと、更にその仲間と思われる数人のお兄さんが同じ駅で降りてきて、私を取り囲むようにして、
「いいかお前、警察を呼ぶからな!!」
と凄んできました。
ちなみに、私が何故ここまで頑なに払わないかというと、もしここでビビッて払ったら、この人達に「日本人観光客ちょろいな」って思われて、この人達は間違いなく次も日本人の観光客をターゲットに酷い言いがかりをつけると思ったからでした。
でも、ここで警察を呼ばれたら、間違いなく私が倍以上損するのは見えていました。
というのも、日本だと想像がつかないと思いますが、ロシアも含めて、この辺りの国は、警官とかの国家公務員のお給料が多くありません。
だから、警官が腐敗しており、観光客をターゲットにしては、警察の名前を盾にお金をせびったりする事が横行していたんです。
すでにその話は他の旅仲間からも聞いていたため、ここで警察を呼ばれたら、私は警察の人達に更に言いがかりをつけられて、現時点の罰金よりももっと多い、警察のポケットに入る分も含めた大量のお金をせびられると分かったので、もう観念して、警察を呼ばれる前に罰金を払いました。
というわけで、公共交通機関の人も腐敗しており、また、警官も腐敗していました。
ちなみに、悲しい事に、私はブルガリアというと、ぼったくりの思い出ばかり思い出します。。。
あと、たまたま入ったレストランで、サラダのMサイズを頼んだのですが、なぜか、お会計の時に「お前はLサイズを頼んだからLサイズのお金を払え!」と言われたりとかもありました。。
ロシア語が気づいたら結構上手くなっていた
私は、気づいたら、ロシア語がそこそこ上手くなっていたようでした。
というのも、郵便局で、お友達のバックパッカーの子の代わりに「切手二枚ください」とお願いしたり、あと、現地人のタクシーの運転手さんと外国人観光客の人が揉めているところをロシア語で入って助けたりできるようになっていました。
この時に驚いたのは、例えば、郵便局の係員のおばさんとかも、英語で話すと渋い顔をしているのですが、途中からロシア語で「切手が二枚欲しいな」という風に言い換えると、凄く優しい笑顔に表情が変化したのでした。
ソフィアからすぐに行ける観光スポット「リラの僧院」に行く外国人観光客の人達がタクシー代金の件で運転手の人と揉めてた時も、「私ロシア語少し分かりますよ」と言って間に入った途端に、その運転手の人の怖い顔が一気に安堵したような顔に変わったのもとても印象的でした。
ちなみに、この国まで来たら、もう、ロシア語が分からない他のバックパッカーの子達と一緒に現地語オンリーのお店に行くとかも出来るようになっていて、私は、現地語の看板しかないレストランに他のバックパッカーの子達と一緒に行って、そこで、ロシア語のメニューを読み、皆の分まで注文する位まで出来るようになってました…!!
あ、これはちなみにブルガリアでおすすめのレストランです!!!

そして、このメニュー、ヨーグルトが入った白い冷スープ、これはブルガリアの伝統料理です!


人間の順応力って凄いですね。
ちなみに旅行記の最初にも書いた通り、私はロシア語を大学で専攻していたわけではないです。
1か月近いホームステイで、気合でロシア語を覚えました。
ブルガリアが少し長くなりそうなので、二つに分けます!
次回は、バニーガールのお姉さんのバーに行く(爆)お話と、あと琴欧洲の故郷であるヴェリコ・タルノヴォに行ったお話です☆