バックパッカー旅行記2007 ルーマニア(シナイア・ブラショフ) ~国営TV局で働くローラと、20歳で”Pay it Forward”を知った日②~

ルーマニアの前回の続きです!!
ロシア留学からスタートした共産圏の旅、ついにルーマニアに来ました☆

ローラとの出会いの続きです。ちなみにローラは、現地のTV局で働くルーマニア人のお姉さんで、夜行列車で同じコンパートメントだったことがご縁で仲良くなりました。
そのことも含めたルーマニアの最初の記事は↓をご覧ください、

バックパッカー旅行記2007 ルーマニア(ブカレスト) ~国営TV局で働くローラと、20歳で”Pay it Forward”を知った日①~

ブカレストでのローラのお帰りパーティ

ローラは「私のお帰りパーティが夜に開かれてるんだけど、良ければ一緒においで!」と言ってくれました。

というのも、ローラは、フランス留学から数年ぶりにルーマニアに帰ってきた記念すべき日で、そのローラの帰還を祝うために、ローラの親友たちがお帰りパーティを開いているんだと言いました。
私がお邪魔していいのかなぁ…と思ったけど「是非来て!」と言ってくれたので、お言葉に甘えてお邪魔しました。

そこで、ルーマニア語の「乾杯」であるNoroc!を教えてもらいました☆

ローラのお帰りパーティは、ローラのお友達のAdiの家で開かれていました。
ローラのお友達は、みんなクリエイターとかの映像関係の人達だったみたいでした、ローラのお友達の家には、大きなプロジェクターがあり、そこで色々な映像が流されていました。

ローラは「今年のベネチア映画祭を仕事で観に行ったの」と言っていました。
そして、2007年にベネチア映画祭に出されていた「さくらん」という日本の映画について、ローラに物凄く聞かれました。

※さくらんは、安野モヨコさん原作の、花魁をテーマにした映画です。
蜷川実花さんが映像を担当し、音楽は椎名林檎さんが担当していました。

「映像が凄く綺麗。だけど、とても歌が下品に聞こえる。
日本って、もっと、つつましやかな文化だと思っていたけど、それは違うの?」

ローラから見ると、「さくらん」の椎名林檎の歌は、とても性的に品位が低く聞こえるみたいでした。
ローラのお友達がプロジェクターに「さくらん」を映してくれて、みんなで「さくらん」を見たり、あと、ローラのお友達のクリエイターの人が作っている映像作品をみんなで観たりしているうちに、あっという間に時間が過ぎていきました。

Adiが、私が「ルーマニア人の有名歌手のCDを手に入れて帰りたいんだ」と言ったら、親切にも、自分のPCの中に入っているMP3でCDを作成してプレゼントしてくれました。

ローラも、ローラのお友達も、みんな、ルーマニア人だからルーマニア語で話しても良いところを、パーティの最初から最後まで全ての会話を英語で話してくれていました。
ローラのお友達は、私がはるばる日本から来て、ロシアからの道中を女の子一人で旅をしていると聞いて、みんな興味津々でビックリしていました。

本当はもっと長くいたかったけど、途中で私が疲れでウトウトし始めたのを見て、ローラが「そろそろ終わりにしようか」と言ってくれました。

帰りに送ってくれたAnkaが、私に、
「なんでもね、初めての事をやるって、とても勇気がいること。
貴方の素晴らしい勇気に敬意を表して、このお花を貴方にプレゼントするわ。
ルーマニアまで来てくれてありがとう」
と言って、帰り際に私に花束をくれました。花束の写真、残ってました☆

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その日は3月でちょうど「世界女性デー」だったんです、ルーマニアではこの日に花を送り合う風習があるみたいで、私は花束をもらって帰りました。

シナイアとブラショフ

私はその次の日に、シナイアとブラショフに出かけました。
ローラが親切にも「おすすめの宿があるから教えるね」と言ってくれて、ブラショフではその宿に泊まる事にしました。
当時の旅行記を出したら、名前が書いてありました!Economatという名前です。

…が!その宿は、よく見たら、当時の地球の歩き方に、
「宿に行くまでの森の中の歩道で、暴漢に襲われてケガをした日本人がいるから注意」
と書かれていて、私はかなりビビりました…。。。
運よく、私の時はその暴漢は現れなかったので本当に安心しました。。。。

森の中の歩道とか、もう悪い奴に出会ったら一発アウトですからね。。。
暴漢に遭うか遭わないかも、正直運でしかないので、神様には何度感謝してもしきれません。。

その恐怖の森の中の通路を除けば、その宿は景色も良く、ご飯もおいしく、本当に最高でした!!

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ちなみに、ブラショフに行く途中でシナイアにも寄りました。
(シナイアはブラショフとブカレストの間)
このブカレスト~シナイア~ブラショフ間は電車で移動したのですが、当時とても新しい電車で感動した覚えがあります!

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ちなみにブラショフではロープウェイに乗りました☆

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ローラとのお別れと「Pay it Forward」

私は、ブルガリアに出る日がやってきて、ブルガリア行きの電車に乗る前に、ローラと最後に一緒にランチを食べました。
ローラは「最後に一緒にランチを食べたい」というお願いを快く受けてくれました。

そして、私は、ローラにお礼の手紙を自分のイラスト付きで描いていました。
ローラには本当にお礼してもしきれなかったです。街を案内してくれたり、パーティに呼んでくれて友達を紹介してくれたり、家でランチを振舞ってくれたり。

もしローラが本当は良くない人だったら、最後に「お世話代払って」と言われるかなぁ…って思ってました。でも、そうなっても、それはそれで受け止めようって思っていました。
(これは凄く良くない表現ですが、でも、当時の東欧は実際に悪い人もいたので、最悪の状況はいつも覚悟していました)

「ローラ、本当にありがとう。ローラに出会えてよかった、本当に感謝している」
と私は言いました。

そしたらローラは、
「私もね、若い頃ね、貴方みたいにね、旅をしていてね、素敵な人達に助けてもらったの。
だからね、私はそれを、貴方に返したの。
貴方はそれを、私じゃなくて、将来、貴方の助けが必要な人に返してあげてね」
と私に言ってくれました。

この概念が「Pay it Forward」だという事を、後から知りました。

私は、20歳まで生きてきて、こんな素敵な事を言ってくれる人は日本で出会ってませんでした。
私がロシア~東欧の旅をすると言った時、ほとんどの人は「大丈夫!?やめとけ」と言いました。
あまり安全じゃない国で酷い目に遭うかもよ、という人もいました。
そしてそれは心配して言ってくれてるのも分かりました。

でも、実際に、こうやってルーマニアで出会ったローラは、本当に素敵な存在でした。
こんな素敵な人が世界にいるんだ…って感動しました。
その国の経済状況とか安全度に関係なく、どの国にも素敵な人もいれば悪い人もいて(それは日本も同じ)、ただただ私は、20歳のこの時に、ローラと出会ってこういう関わり方が出来た事が、人生の宝だ…と心から思いました☆
ローラに出会わせてくれた神様にも、本当に感謝しています。

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私は、このローラの言葉が人生の宝物になったのか、それから今までずっと、日本に来た外国人のお友達の日本案内を喜んでやっています。
特に何かの対価を貰ったりしていないですが、それでも、喜んでやっています☆
あと、困っている外人を見ると、積極的に英語で話しかけて助ける癖が付きました。
これはきっと、この時のローラとの出会いの経験が、心の中で生きているからだと思います!

※これを書いていたら、当時の事を思い出して、涙が出ました。。
社会人になる前の20歳の時の、社会で色々な思いをしてボロボロになったりする前の、自分のピュアな気持ちを思い出しました。
当時は、すごくピュアな気持ちで旅をしていたから、ローラのような人に出会う事が出来たのかもです。あの頃のような心持ちを大事にしたいなぁ…と、改めて書いていて思いました。

ちなみに、私は、その後、日本でも、この「Pay it Forward」を体現したかのような、見知らぬ女神のような方に一度助けて頂いています。このことも別の記事で書けたら嬉しいです、それも本当に奇跡のような出来事でした。
そして、私も今まで折角これだけ美しいものを頂いたなら、それを返していきたいですね☆

次はブルガリアです!


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