バックパッカー旅行記2007 モンテネグロ(コトル・ポドゴリツァ)~EU入ってないのになぜか通貨がユーロ~

今回はモンテネグロについて書きます。2007年のロシアからの旧共産圏一人旅の続きです、前の記事はサラエボ・モスタルです!

バックパッカー旅行記2007 ボスニアヘルチェゴヴィナ:モスタル ~近所の銃声に怯えた夜とCD店の優しいお姉さん~

モスタルからバスでモンテネグロのコトルに向かいました。
この辺りは、移動手段は現地の長距離バスしかないため、今回もバスで移動しました。

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日本人のバックパッカー、アキコちゃん

そしたら、途中で、日本人の女の子が乗ってきました。
そもそも、ボスニアとか、モンテネグロとか、この辺を一人で回ろうとする男性も変わり者しかおらず、更に女性となると本当に変わり者しかいないのもあり(自分含む)、私は「一体どんな子だろう…!?」と興味津々になりました。
私は、変わり者の人がとても大好きです!!!

彼女とはモンテネグロで行動を共にすることになるのですが、彼女はアキコちゃん、偶然にも年齢は私と同じで、早稲田大学の女の子でした。
しかも同じアニメオタクでしたwww私がコスプレイヤーであることをカミングアウトしたら、後の日本帰国後に、一緒に東方の例大祭に行き、一緒に神楽と永琳のコスプレをしてくれました!

※ちなみに、めちゃくちゃ疑問だったのですが、2007年当時、モンテネグロはEUに加盟していませんでした。なのになぜか、モンテネグロではユーロが使われてました…!
「便利だから使っとくか!!!」って感じなのでしょうか。ユーゴスラビアの周りの国もEU未加盟の国が多くて、通貨も自国通貨だったなかで、なぜかしれっとモンテネグロがユーロを使っているのには驚きました!!ていうかめちゃくちゃウケました。

ホテルがない上にバスもなし

モンテネグロのコトルに着きました。

写真を見てもらっても分かる通り、ドブロブニクとは違う、一切手を付けてない美しい自然の観光遺産という感じで、本当にキレイです。

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そして、コトルに着いたのですが、宿がありませんでした、、、、
当時は3月で、シーズンオフなのもあり、現地の数少ないホテルは休業してしまっていたのでした、、、、
そして、バスを降りてから、後ろから謎のおじいさんが「うちに泊まっていいよ」と言いながらずっと付いてきてました、、、、なんか怖くて無視してました、、、

とりあえず、次に来たバスでホテルがある別の都市に行ってしまおうかと思ったのですが、バス停留所(というか無人で棒が置いてあるだけ)には、午後4時くらいの時点で、その日のバスはすべて終了…みたいなことが書かれていました。。。
私達は、この宿がないコトルのどこかで泊まることが必要になりました。

私は、あきこちゃんと一緒に宿を探すために観光案内所に行きました。
そしたら、観光案内所のお姉さんが「ホテルはこの時期は全部閉まってるわ、だから、貴方たちの後ろにいる彼の家に泊まりなさい!」と言ってきました!
そして振り返ったら、なぜか後ろに例のおじいさんが付いてきていて、静かに「私の家に来なさい」みたいなことをつぶやいてました、、、、

怖かったけど、でも、あきこちゃんが「私も一緒だから、二人で泊まろう!」と言ったので、結局、おじいさんの家に泊まる事にしました。

至極まともだったおじいさんの民家宿

おじいさんの家に行ったら、実はまともな普通の民家であることが判明しました。

おじいさんが家にいるお孫さんを見せてくれて、更に、キッチンも自由に使わせてくれたので、私とあきこちゃんで、スーパーに行って食材を買い物し、夕飯を二人で作りました。
そして夕飯を食べていたら、娘さんが家のパンを分けてくれたりもしました。

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ちなみに私が着ているトレーナーはアラスカで買ったやつです、「Last Frontier」って書いてあります^^

コトルの景色ですが、とても綺麗です。もう少し貼っておきますね。
あまり知られてない上に、交通がめちゃくちゃ不便ですが、でも、近くまで来たら是非行って見てほしいと思います!

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ちなみに半日もあれば城壁の中はすべて回れます。景色もきれいです!

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そして、私とアキコちゃんは夜は確かオタク話で盛り上がってた気がします…!
当時デスノートが流行ってたから、キラのモノマネとかして遊んでました(笑)

何もない首都・ポドゴリツァ

次の日のバスで、私とアキコちゃんはモンテネグロの首都・ポドゴリツァに向かいました。
ちなみに、コトルのバスの時間が書いてあるバス停ですが、2007年当時はロシア語(キリル文字)でしか表記がありませんでした。。。
ちなみにポドゴリツァはロシア語で「Подгорица」と書きます。

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ポドゴリツァですが、あまり知られてないと思いますが、実際のところ、何もないです…!(汗)写真を見てもらったら分かるのですが、ポドゴリツァ中央駅付近でこんな感じです、これは団地です。
ただ、コトルよりも周辺の国に行くのが便利で鉄道駅もあるので、次の国への移動のために、私たちはポドゴリツァに向かいました。

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アキコちゃんには、ボスニアのサラエボにここから行くらしいので、2つ前の記事に書いたヤスナの事を話しておきました。
アキコちゃんには「またどこかの国で会おうね!」と言い合って別れました、実際ブルガリアのソフィアで再会するのですが…!

私はここから、↓のポドゴリツァ鉄道駅からセルビアのベオグラードに向かう事にしました。
朝11時くらいの列車で、15時くらいにベオグラードに着く列車だったと思います。

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というわけで、次はセルビアです。